■Online Journal NAGURICOM 山明の『気圧の魔』研究会報告 |
第4章 貴君こそ我が同士なり
花の盛りが近づいていたころ、一通の電子メールが手元に届いた。そうそう、分かる分かる、我が意を得たり、とはまさにこのことであった。同病あい憐れむというべきか。以下は、4人目の会員となった梅川巌氏と私との間で交わされた、感涙(?)の往復メールである。
梅川といいます。
ぜひ入会させてください。
私も朝起きがけに外の天気がわかります。
背中が布団に張り付いている日は雨です。
一番気分のいい季節は真夏と真冬で、春と秋は自分では何ともしがたいものがあります。
どうぞ、いらっしゃい。
具体的な体験談というか、症状を細かく書いて送っていただけると幸いです。
具体的なところですと、
その他、これ以外に年齢的な要因もあるように思います。すなわち、気圧の変動による小さな波、季節の変わり目の中くらいな波、十代、二十代、三十代、四十代、五十代といった大きな波があって、この波をどうかわすかというところがポイントのような気がします。
1 雨の降っている朝は、寝起きが悪い。外を見なくても天気がわかります。 2 仕事中急に体がだるくなる。頭が働かない。気分が憂鬱になる。外を見ると雨が降り始めている。
この時は、何をしても回復しません。そのうち急に頭がはっきりし気分も爽快なっているのに気づきます。外は、晴れてきていました。これから類推するに、気圧の変化率が影響しているように思います。3 季節的には3月から5月までが一番ひどいですね。完全に鬱状態になります。何もする気が起きず、将来性もなくなります。
ですから、「窓際族症候群」といったテーマで病理学的にフィールドワークを行ったら面白いかなと思っています。窓際族になる人は、能力が落ちたわけではなく、このような波をもろにかぶっているのかもしれませんね。
「気圧の魔」のベールはしだいにはがされ、窓際族にまで影響を与えていた恐るべき正体が次第に明らかになりつつあるというべきか。いよいよ活況を呈す本会に、全世界の同士よ集え。
★情報をお寄せください
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