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現代公益学会編
『東日本大震災後の公益学と労働組合』

文眞堂■本体2700円+税


これ迄、労働組合が弱者である間は、その運動は社会性・公益性の高いものであった。しかし、労働組合が21世紀にも社会的リーダーとして生き残る鍵は、地域や公益の理念・活動にいかに取り組むかであり、また公益法人が社会で大きな地位を占める鍵は、市民や地域にいかに取り組むかである。その最先端の研究、実践の成果を問う一書である。


*主要目次

現代公益学会の発足にあたって (現代公益学会)

第I部 東日本大震災後の公益法人および公益研究
第1章 日本における公益法人の市民化の軌跡 ―公益法人の市民化・地域化に向けて― (小松 隆二)
第2章 地域包括ケア構築の実践的課題 ―東京都国立市の取り組みからの検証― (山路 憲夫)
第3章 公的年金制度はいつまで持つか ―新制度モデルは「税プラス積立方式」― (北沢 栄)
第4章 現代の風評被害の構造 ―江戸時代との比較分析― (上野 伸子)
第5章 一日一善運動を通して「公益心の芽」を育てる ―沖縄県公立小学校におけるいじめ撲滅の実践報告― (新垣 千鶴子)

第II部 東日本大震災後の労働組合
第1章 労働組合と市民社会
―共益と公益をつなぐもの― (鈴木 不二一)
第2章 公益的労働運動とは ―総評労働運動という経験― (篠田 徹)
第3章 連合の非正規労働者等に関わる取り組み ―地方連合会の運動を中心に― (村上 陽子)
第4章 非正規の声は聞こえるか ―労働組合の社会的役割― (東海林 智)
第5章 公益の担い手としての労働者自主福祉 (麻生 裕子)
第6章 静かに一大転換期を迎えた労働組合 ―職場から地域・社会へ、労使関係から地域・社会関係へ― (小松 隆二)

あとがき: 公益研究センターから現代公益学会へ (大森 真紀)




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